音楽家であるレーモンド・マリー・シェーファー(1992) は、身の回りにあるすべての音を表す概念としてサウンドスケープ(音風景)を提唱した。その上で現代の音風景の問題点を上げ、それを改善するためには積極的・批判的に捉える音の聴き方を身につけることが必要だと述べる。
このアプリケーションでは,予め用意された音を組み合わせることで擬似的な音風景を生成する。一つひとつの音を注意深く聴き、名前をつけ、音風景を徐々に構成していく。「音を作り上げる」という能動的な聴取体験から、音と音との関係性を理解し、音の聴き方がどのようにかわるのかを体感することができる。
画面左を音一覧画面,右を音風景画面と呼ぶ。
音一覧で音を試聴し,必要に応じて音の名前を変更することができる。
そして,作成する音風景に必要であれば音風景へ追加できる。また,音風景に追加したが不必要であれば除去することができる。
音風景画面に追加された音を重ねて聴くことで,音風景を感じることができる。
研究梗概: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssd/68/0/68_112/_article/-char/ja/
アプリケーション: https://sse.shimizuyasushi.com/